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安藤忠雄建築展 [アート]

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本日23日より、サントリーミュージアム天保山で「安藤忠雄建築展」が開催される。この展覧会、大阪で生まれ現在も大阪に事務所を構える同氏の15年ぶりの大規模展となる。また、本展覧会は「水都大阪2009」連携事業の位置付けで開催される。

サントリーミュージアムは、それ自体が安藤氏の設計によるもので、副題は「対決。水の都大阪VSベニス」。

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昨日、関係者向けに開催された内覧会に出席してきました。今年始めに開催された「ディータ・ラムス」展とは相当異なる来賓で、ディータ・ラムス氏内覧会の際はデザイン関係者が多数を占めていたのが、今回は建築関係者と思われる方々が多数見受けられました。また、同様にディータ・ラムス展で見られた学生については、阪大工学部の関係者(会場でメイン展示となる模型を作成)を除き皆無。内覧会の時点でも完成に向けて細かい作業を続ける姿が印象的でした。

今回、豚インフルエンザの影響でレセプションは中止となり残念でしたが、代わりに4階会場にて安藤氏ならびに来賓の挨拶があり、塩川元財務相などのお話を聴く事が出来ました。安藤氏の挨拶で印象に残っているのが、「大阪で生まれてやってきた以上、これからもずっと大阪から発信してやっていきたい。多くの方に支えられて大変ありがたいと感じています」という部分です。世界の安藤になっても尚、感謝の念と故郷への情熱を忘れないその姿に心を打たれました。

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招待客には図録が進呈されましたが、驚くべきは一冊一冊に安藤氏の手書きによる招待客氏名のサインおよびイラストが施されている事。これまで色々な内覧会に出席・参加してきましたが、かつてこのような対応は見たことがありません(まあ本当に本人が記されているかは証明できませんが、少なくとも筆跡はサイン本と同じ)。この図録は大事にしないといけませんね。

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それから、本展の特典といっても良い部分がひとつ。それは、日時限定で、ご本人の解説によるギャラリートーク(展覧会会場入り口部分に設けられたレクチャールームでの事前作品解説)を開催されるというものです。通常はサントリーミュージアムの学芸員の方が行うところを、作家本人が行うといったのも前例を聞いたことがありません。来場予定の方は是非、事前に日時を調べてから来られると良いでしょう。ギャラリートークへの参加には、ミュージアムの入場券が必要で、開始1時間前から整理券が配布されるということです。詳細はサントリーミュージアムHPにて。

http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/index.html


しかし、黒塗りの高級車がサントリーミュージアム周辺一帯に駐車していた状況は異様でした。おそらく建築会社などの重役の送迎でしょう。しかし、駐車場空いてたんだから停めたらどうなんでしょうね…。


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コメント 2

ヤサイ係長

内覧会お疲れ様でした。書体には興味なかったみたいね忠雄氏は。。。
会場で販売していた直筆サイン入りの本、初の自伝『建築家 安藤忠雄』は読み応えあるよ!!っていうか一気に読破してしまいました。情熱と真剣さをいかに人生にぶつけるのか。かなりパンチのある、元ボクサーならではな内容です。これをきっかけに、今年は「水都大阪2009」のイベントにも参加せねば!!
by ヤサイ係長 (2009-05-24 16:33) 

nori

ヤサイ係長さん

お疲れ様でございました。流石は世界の「andoh」、建築にのみ情熱と全エネルギーを注いでこそ今の地位があるのだと思いました。読めればいいというのもちょっと寂しい気がしますが…。

そうですか、自伝読み応えあるんですね。今家族が読んでるので、私も近々読んでみます。イベント参加しましょう。
by nori (2009-05-24 19:34) 

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