【サントリーミュージアム】最後の会員向けイベント

土曜日は、午後から夜までの間、12月26日で閉館となるサントリーミュージアムのラストイベントに参加してまいりました。

これまでの6年間、ほぼ毎回イベントが開催されてきたのですが、ここ数年は10名の枠に対してせいぜい5人、少ないと数名といった参加者数でした。

今回も少ないのかな…？と思っていましたが、ふたを開けてみるとアラ不思議（？）30余名の方々が参加されていました。枠よりも多いのは最後だからサービスだったのでしょうか。

内容的には、前半と後半に分かれて2部形式でイベントが進行しました。まずは、ご存知3D映画を上映する「アイマックスシアター」のバックグラウンドツアーが開催され3Dの仕組みが説明された後、実際の映写室へ案内され質疑応答など貴重な体験が出来ました。

説明を終えた後は、実際に上映中の「ブルーオアシス」を観賞して第一部は終了。


続く第二部では、いつものようにギャラリーツアーが開催されました。今回のポスター天国展を巡りながら、学芸員の方の解説を聞きます。ギャラリーで200点、それ以外のロビーなどで300点ものポスターがあるため、要所要所での解説となりました。


このホールから夕陽を眺めるのもあと1ヶ月。その後は最低半年間は見られません。


↑という話の説明を受けるサントリーミュージアム会員の皆様。



ロビーでの解説。本当に素晴らしいポスターの数々に皆さん見入っていました。


最後は、スカイラウンジにて1ドリンクサービスが振る舞われました。サントリーミュージアム支配人の挨拶、学芸員お二人の挨拶の後、質疑応答コーナーです。非常に熱い内容になったのですが、やはり多くの話題は閉館について（なぜ東京は残して発祥の地である大阪は閉館するのか、閉館後は皆さんどちらへ転属されるのか、等）でしたが、肝心のアートな話題が抜け落ちているではないか！と思い、私も今回の作品展について質問し、非常に丁寧な回答を頂く事が出来ました。


スカイラウンジでの模様。貴重なお土産まで頂き素晴らしい内容となりました。


さて、気になるサントリーミュージアムの後利用ですが、大阪市へ移管される事が既に報道されています。聞くところによりますと、来年3月まではサントリーが管理し、4月に大阪市へ引渡されるとの事。そして、ギャラリーとしての再開は再来年（2012年）の4月になるそうです。

ギャラリーは中之島に開館予定の近代美術館が仮の住まいとして入るようなのですが、まさに無駄ですよね。土地の確保に高いお金を出して、今まだ建築すらしていない近代美術館の仮の建物に使うんですから。ここは近代美術館の正規の建物として入居させるべきで、それもまたベイエリアの活性化につながることでしょう。平松さんには指導力の発揮を期待したいところです。

残すところあと1ヶ月余りとなりましたが、出来る限り足を運ぼうと思っています。